静岡県・天竜川でワカサギ釣り体験記 初めてでも楽しめた一日
更新日:9月25日
朝の川辺は、思ったより静かでした。竿先がほんの少し震えるだけで、胸がそわそわする。静岡県の天竜川水系で体験したワカサギ釣りは、派手さはないけれど、じわじわ楽しくなる一日でした。
ワカサギ釣りと聞くと、氷上やボートのイメージが強いかもしれません。けれど、天竜川周辺にも流れが穏やかな場所や湖沼があり、時期や場所を選べば初心者でも楽しめます。今回は、道具を一式借りて、ほぼ初めての状態で挑戦しました。

朝の準備で一日の釣果が変わると感じた
現地に着いたのは朝早めの時間。冬場の水辺はかなり冷えるので、厚手の上着、手袋、温かい飲み物は持って行って正解でした。
使った道具はシンプルです。
短めのワカサギ竿
小型リール
ワカサギ用の仕掛け
エサ
小さなクーラーボックス
折りたたみ椅子
最初に戸惑ったのは、仕掛けの細かさでした。針が小さく、エサ付けも思ったより繊細です。指先が冷えると作業がしづらいので、手を温めながらゆっくり準備することが大事だと感じました。
また、釣り場ごとにルールがあります。遊漁券が必要な場所や、釣ってよい期間が決まっている場合もあります。出かける前に、地元の漁協や釣具店で確認しておくと安心です。
最初の一匹は小さくてもかなりうれしい
仕掛けを落としてしばらくは、何も起きませんでした。底の感覚もよく分からず、「本当にこれで合っているのかな」と不安になります。
少し竿先を動かして待っていると、ピクッと小さな反応がありました。強く合わせると外れそうなので、軽く竿を上げます。水面から上がってきたのは、銀色に光る小さなワカサギ。
大きな魚ではありません。でも、初めて自分の手で釣れた一匹は特別でした。

この日のコツは、仕掛けを大きく動かしすぎないことでした。竿先を少しだけ揺らし、止めて待つ。その繰り返しです。反応がなければ、少し棚を変える。派手なアクションより、小さな変化を試す釣りという印象でした。
天竜川周辺の景色が待ち時間を退屈にしない
ワカサギ釣りは、ずっと釣れ続ける時間ばかりではありません。反応が止まる時間もあります。
でも、天竜川周辺は景色がいいので、待ち時間も苦になりませんでした。山の稜線、水面に映る空、遠くを走る車の音。釣れない時間も、椅子に座ってぼんやりするだけで気分が整います。
持って行ってよかったのは、温かいお茶と軽いおにぎりです。手軽に食べられるものがあると、寒い中でも気持ちに余裕が出ます。ゴミは必ず持ち帰り、釣り場を汚さないことも忘れたくありません。

釣ったワカサギは天ぷらで味わった
昼過ぎまで粘って、数は多くないものの、家で食べるには十分な分が釣れました。釣ったワカサギは持ち帰って下処理し、天ぷらにしました。
衣を薄めにして揚げると、身はふんわり、骨まで食べやすくなります。塩を少し振るだけでおいしく、釣った日の記憶まで一緒に味わえる感じがしました。

初めてのワカサギ釣りで感じたのは、難しすぎないけれど奥が深いということです。道具は小さく、魚も小さい。それでも、当たりを待つ時間、釣れた瞬間、食べる楽しみまでしっかりあります。
静岡県の天竜川水系でのワカサギ釣りは、初心者でも無理なく楽しめる良い体験でした。次に行くなら、防寒をもう少し整えて、仕掛けの予備も多めに持っていきたいです。釣果だけを追わず、水辺で過ごす一日そのものを楽しむ。それが、この釣りのいちばんの魅力でした。
