暑くなったと思えば暖房がいるくらいに寒くなる不安定な毎日です。
梅雨入りと同時に毎日のように雨が降り続いています。
今年は早い時期から熊被害が出ており、毎日、防災無線で注意が呼びかけられています。
釣行の際は、熊よけ対策を万全にしてください。
どんな熊よけグッズがあるのだろうと、ちょっと調べてみました。
よく知られているところで、熊よけ鈴、ラジオを下げて鳴らしながら、というもの、これは
ここに人間がいますよ、という注意喚起のためのものです。
でもこれは、人間が怖いものという認識のある熊には有効でも、人間のそばに行けば美味しいものがあるよ、という怖がらない熊には逆効果のようです。
ホイッスル、こちらは熊を驚かせて追い払う、あるいは周囲の人にクマとの遭遇や被害を知らせる上でも役に立つようです。
最近とても有効だと聞く、熊よけスプレー。唐辛子成分が入っていて、熊の顔目がけて発射して熊を撃退するもののようです。
私には熊とバッタリ出くわして、冷静に携行していたスプレーを熊の顔目がけて発射できる冷静さを保てる自信がありませんが。くれぐれも、間違って自分目がけないように気をつけたいところです。
他にも、サバイバルナイフ、ナタ、など実際に反撃することも想定した武器もあげられていましたが、私が一番興味を持ったものがあります。
オオカミ尿。野生の動物は本能的に自分より危険な動物をわかっているのだそうで、狼の尿の匂いをさせることで近づけない効果があるのだということ。
内容がオオカミのおしっこ100%なので、携行にはむかず、出没する場所に吊るす、等の使い方が向いているようです。
このオオカミ尿、アニマルピー、あるいはウルフピーという商品名で販売されているようです。熊だけでなく、鹿、猪、猿、ハクビシンなどの野生動物にも効くとのこと。
近年、野生の鹿や猿、猪などの被害も聞かれます。狩猟をする人が少なくなったことも増えすぎた原因なのかもしれませんが、オオカミがいなくなったことも理由の一つなのではないかなぁと思います。このあたりにも昔、ヤマイヌと呼ばれる動物がいたという話を聞いたことがあります。ヤマイヌとニホンオオカミが同じ生き物だったのかはわかりませんが、おそらく、今増えすぎて困っている動物を捕食する立場だったのだと思います。
歴史にもしもはないというけれど、もしも今もニホンオオカミが生きていたなら、ここまで草食動物の食害がでていなかったのか、あるいはオオカミによる人的被害が問題になっていたのか、想像してしまいます。
くれぐれも、熊対策を万全にして、釣行をお楽しみください。


濁沢での釣果です。
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