
田沢湖高原付近の桜は今が見頃をむかえていますが、花散らしの雨が続いています。
川も増水していて、釣りにはむかないようです。
せっかくの連休、残念です。
けれども6月には空梅雨になるだろうから、そうなると釣りにはもってこいの季節になるだろう、との組合長のお話でした。
毎年、田沢湖漁協管轄の河川の魚類調査の報告をうけるのですが、様々な希少な魚が住んでいることに驚かされます。
今年は、昨年の玉川ダム水辺現地調査の報告書をいただきました。
海に下って大きくなるサクラマス、アメマス。ダムにも餌は豊富にあったのでしょうか。
こうしてみると、魚に疎い筆者にも、何故そう呼ぶのかがわかります。
きれいな赤色は婚姻色だそうですが、桜の季節に遡上するので、とか、身の色が桜色だから、というのもうなずけます。
アメマスは雨模様だからですよね。

他にも、ドジョウ、銀ブナ、ウグイ、カジカ等。


ニッコウイワナ
アメマス(エゾイワナ)

ドジョウ
秋田県レッドリストに記載されているそうです。

カジカ
私の母世代の小さい頃はカジカ捕りが子供の遊びだったようですが今ではすっかり見られなくなりました。
とても美味しい魚です。

銀ブナ
大きい!
調査の結果、見つかった魚類の一覧表の重要種区分に、環境省レッドリスト、秋田県レッドリスト、準絶滅危惧種の文字が並んでいます。
別の河川の調査でも、絶滅危惧種のイバラトミヨの生息が確認されています。水がとてもきれいでなければ住めない魚で、特に田沢湖地区の種類は、遺伝的に貴重であると、研究している大学の先生からうかがいました。
豊かな自然の恵みを守り、次世代に渡していきたいと強く思います。
今期初の先達川の釣果です!